知多市ジュニア囲碁クラブ

＊琴棋書画についてのコラム＊

中国で古くから「琴棋書画は君子のたしなみ」といわれていました。琴は音楽、棋は囲碁、書は書道、画は絵画です。現在、音楽、書道、絵画は学校教育に取り入れられているのに、囲碁は正課の授業としてはごく一部の学校でしか行われていません。政府が明治時代に近代教育制度を作るときに、官僚が参考にした欧米に囲碁がなかったからという説もあるそうです。

ちなみに「棋」は「棊」「碁」の異体字で、中国語で囲碁は「圍棋」だそうです。将棋ではなく囲碁だったのですね。そういえば平安時代の源氏物語絵巻にも女房たちが碁を打つ様子が描かれています。日本でも貴族のたしなみだったようですね。

しかし、今、日本の教育現場で再び注目されて来て

いるようです。現在、東京大学・早稲田大学を始めと

する有名大学２３校が正課として授業に囲碁を取り

入れています。（中部では名古屋大学など）

企業も新入社員の新人研修で囲碁を導入するところが

出て来ているそうです。国境も年齢も関係なく誰でも

楽しめる囲碁。これからどんどん注目度がアップさ

れていくかもしれませんね。